若曦が部屋に戻ると部屋いっぱいに花が飾られていた。第八皇子の計らいだった。
二人は塞外で二人だけの甘い時間を過ごす。
塞外を去る前に二人は思い出の地を歩く。そこで、若曦は皇位を諦めてくれるなら一緒にいるが、諦めてくれないのならば一緒にはいれないと伝える。
第八皇子はこれまでの日々は今日のためなのかと迫る。
若曦はこれまでの自分に少しも嘘はない、私の心にあなたがいることは知っているはずだと答える。
しかし、第八皇子は皇位のためにこれまでどれほど苦労してきたか、ここまでしてきた苦労を想うと皇位は諦めるとこはできない。皇位と若曦、どちらも手に入れると言う。
帰京後、宮廷で第八皇子の正室明慧、その息子弘旺、第十皇子の正室で明慧の妹明玉に出くわす。
すると突然、弘旺が母上をいじめるお前たちは私がいじめてやると蹴ってきた。
若曦がその場を去ろうとすると、明慧が誰が行ってもいいと言ったのかと責めてきたところへ第四皇子がやってくる。第四皇子は若曦が去ることを許し、去り際に明慧に無邪気なこどもを利用して、あなたと争う気もない女性をいじめて楽しいのかと言い放つ。
弘旺の言い方から、普段から弘旺を使って姉の若蘭がいじめてると気づいた若曦は、第八皇子にこのことを伝え、若蘭を守るようにと伝える。
第八皇子は屋敷で息子の弘旺に罰を与える。明慧は、若曦のためにこんなにひどい罰を与えるのはなぜだと聞く。第八皇子は若曦のことだけではない、姉の若蘭にこともあると言う。
子どもを利用し、若蘭をいじめるなと