中国名 | 步步惊心 bubu jingxin |
邦題 | 中国宮廷女官 若曦 |
年 | 2011年 |
おすすめ度 | ★★★ |
2011年から清の時代に主人公がタイムスリップしてしまうお話です。
その後、故宮の中で王位の後継争いに巻き込まれたり好きな人ができたりする中で、時代に翻弄されていく主人公。
自分だけ歴史を知っている事で未来がわかってしまい、自分の親しい人たちの将来が苦しむことになるのに、何もできない自分とも葛藤し苦しみます。
そして、最後は自分を追い込んでしまう、とてもとても切ない話です。
このドラマ、随分前のドラマで、華流ドラマの火付け役になったとも言われています。見たことある方も多いかもしれません。
私もこのドラマの存在は知ってはいたものの、タイムスリップというベタな設定に食わず嫌いで見ていませんでした。が!自分を責めたくなるほどいいドラマで、早く見ればよかったとその後何度も見かえすほどです。
私がこのドラマを見なかったもう一つの理由は言葉です。いつもドラマは中国語字幕で見ているのですが、やっぱり時代物は言葉が難しいところがたくさんあります。そして、今は使われない言葉も多いので、語学の勉強としてはちょっと不向きですよね。なので、語学学習としての最初のドラマとしてはおすすめできません。でも、一度割り切って中国語音声、日本語字幕で見てみると言葉の意味がわかり、時代劇独特の言い回しにも触れることができ、それはそれで勉強になりました。
たまに中国人同士のやり取りで、わざと時代劇で使う言葉をつかってふざけたり、wechatのスタンプで使われていたりするので、中国語中級以上の人は一度は時代劇を見てみるのはおすすめです。
何よりストーリーが面白いし!
主演の二人はこれを機に結婚、子供も産まれていて、作中では切なさでいっぱいだった気持ちを少し慰めてもらえます。