皇太子の不正は配下の者の仕業として処理される。
そして、皇太子は第四皇子の助言を受け塞外への遠征に兄弟たちを同行させるように進言し、第八皇子たちには留守役を言いつける。
これは皇太子の二度と自分に反抗するなという警告でもあり、留守中に何か落ち度があれば騒ぎ立てる計画なのだ。
若曦らも塞外への同行を許可され、第四皇子は茶葉を多めに準備し分散して運ぶようにアドバイスする。
若曦の部屋へ第八皇子が訪ねてき、自分は宮中に残るのでと遠征前の別れにくる。
その帰り道明慧に会い、自分のためにやけどしたことで明慧の愛を感じ、ようやく許すことにする。
遠征に行く途中の若曦は第十三皇子に乗馬を教えてほしいと頼む。
第十三皇子は騎馬競技をする現地の者たちを見かけ飛び入り参加し、優れた馬術の女性に出会う。お互いに名を月と星だと名乗る。
塞外では若曦が図案を書き用意した茶器と果汁で皇帝、皇子たちの喉を潤す。気の利いた演出に陛下に大層喜び、若曦たちに褒美を与える。
その夜、蒙古族との宴会が開かれる。そこで月と名乗った女性が蒙古族の王の娘であり、星と名乗ったのが第十三皇子だとお互いを知る。
乗馬を教えてもらう約束をした若曦が十三皇子を待っていると、現れたのは第四皇子であった。
来たのが第四皇子とわかり、若曦は断って帰ろうとするが、結局は乗馬を教えてもらうことになる。