第四皇子が部屋で絵を描いていた。鼻煙壺には三匹の子犬が描かれていた。三匹の犬は明慧、明玉と物怖じせず言い争う若曦を模して描いたものだった。
若曦は雨に濡れたせいで風邪をひいていた。
そこへ、第四皇子より三匹の子犬が描かれた鼻煙壺が贈られてくる。
宮廷では皇子たちが集まって花を愛でていた。
そこで第四皇子と目くばせをしている若曦を第十四皇子の目に入る。
第十四皇子は、若曦になぜまだ第八皇子と結婚しないのか、なぜ第四皇子を目くばせをしているのか、第八皇子の事を裏切るなと迫る。
若曦は、今は何も言えないと答える。
雪の舞うなか、若曦は第八皇子と二人で会う。
そこで改めて、皇位を諦める気はないのかと問う。
第八皇子はなぜ一つを選ばなければならないのかと若曦に聞くが、若曦は諦めないのであれば、今後私たちは無関係だと言い放つ。
そして、第四皇子に気を付けるように、更に後に出世する家臣たちの名前を挙げ、その者たちにも気を付けるようにと伝え、去って行く。
泣きながら雪道を走る若曦は雪に足を滑らせ、倒れこんでしまう。
そこへ第四皇子と第十三皇子が通りかかり、若曦を助ける。
第八皇子との別離を決めた若曦は、第十四皇子に責められるが、第四皇子と第十三皇子がやってきて助けてくれる。
大晦日になっても、若曦はまだ足が治らず玉檀と自分の部屋で過ごす。
そして、新年の朝、若曦は新年の決意をする。
これまで第八皇子から来た手紙をすべて第八皇子に送り返す。
同時に第四皇子から送られてきた贈り物もすべて、自分は誰にも嫁ぐつもりはないという手紙を添えて送り返した。
その後、宮中で第八皇子とすれ違った若曦は、自分が選んだ結論だとは言え涙を止めることができなかった。