宮中を散歩する若曦、蓮の花は咲く池へたどり着くとそこには第四皇子がいた。
第四皇子はいいところに連れて行ってやると船に乗せる。
船を進め、蓮の葉と花だけの静かな場所に着く。
二人は各々横になり、静かな時間を過ごす。
塞外への遠征が決まる。
今回の遠征には第十四皇子も遂行する。
敏敏が第十四皇子に会えば、前回の嘘がばれると、若曦は心配する。
塞外で、第十四皇子に会った敏敏は、若曦の心配したとおり、騙されたと怒る。
第十三皇子と第十四皇子は引き止めるが、敏敏は陛下にすべてを話すと陛下の元に行く。
敏敏が腹を立てている様子に、陛下は何があったのかと聞くと、敏敏は若曦と競馬をしたかったのを止められたと答える。
陛下は競馬くらいいいではないかと、若曦と敏敏の競馬を許す。
敏敏は、若曦が勝てば全て忘れてあげるが、自分が勝ったら私のことを恨まないでねと言う。
追い込まれた若曦は、最後自分のかんざしを馬に刺し、ギリギリのところで敏敏に勝利する。
事情も知らず助けてくれた第十三皇子に御礼を伝えるために彼の元を訪れた第十四皇子と若曦。
事情をすべて話し、感謝を伝える。
その後、敏敏の元を若曦が訪れると、敏敏が泣いて暴れていた。父の蒙古王が敏敏の結婚相手を見つけてきたのだ。第十三皇子に想いを寄せる敏敏は、泣いて拒んでいた。
若曦は、第十三皇子に嫁いで狭い塀の中の宮中で過ごすより、敏敏には草原があっている、きっとふさわしい人に会えると言って慰める。
若曦の話で敏敏はふっきれたようで、父の蒙古王に相談したところ、結婚の話は白紙になり草原で自分の好きな人を見つけるように言われる。
敏敏と若曦は皆の前で踊りを披露しようと衣装や舞台の用意に忙しくしていた。
陛下、蒙古王、皇子らが外で過ごしていると、頭上を一羽の鷹が舞う。
皇太子がその鷹を自分の腕に降ろさせそうしたところ、陛下の方へ飛んで行ってしまう。
そこへ現れ、鷹を制したのが敏敏の結婚相手として蒙古王が選んだ佐鷹王子だった。