第十四皇子が第十三皇子のために皇帝に訴えた。そして十四皇子も陛下の許しを請おうと雨の中一晩跪いた。その後、そのほかの皇子たちも揃って跪いたことで、遂に緑蕪が第十三皇子のお世話をする許しる。
そして、若曦にも恩赦が出る。
更に陛下の医師である李待医が若曦のために診察することになる。
待医からは長い間恐怖と心配事を抱えている、よく養生するようにと診断される。
若曦の部屋へ第四皇子がやってくる。
若曦は来てくれたことに涙を流すが、第四皇子は若曦と結婚はできないと言う。
若曦は涙を流しながら第十三皇子の件から覚悟はできていたと答える。
第四皇子は皇帝からいい人を選んでもらってくれと言うと去って行く。
若曦は声を殺して泣いた。
部屋に戻ってきた玉檀になぜいつも女が悲しまなければならないのかと訴える。
すると玉檀は自分の話をし始める。
幼いころ、貧しい家で育った玉檀は街をさまよっている時に、馬車に牽かれそうになる。その馬車に乗っているお金持ちに金乞いをし、家族を養った。
だから、その方のためには命も投げ出す覚悟がある。意味があるかどうかは自分にしかわからない。
その話を聞いた若曦は、第四皇子から贈られた贈り物を眺める。
第十三皇子の件が過ぎたあとも皇太子の態度は改まらず、遂に陛下も諦め、皇太子を軟禁し、廃位することになった。これから皇子たちの皇位争いが始まるのだ。
第四皇子は政から遠のき、田畑中心の生活を過ごし、陛下の忠実な息子でいようとしていた。
一方、第八皇子は皇位のために積極的に動いたことで、陛下から忌み嫌われてしまう。
この件で一番得をしたのは第十四皇子だった。何かと陛下に側に呼ばれ信頼されていた。
皇帝が若曦たちを伴い、第四皇子が開拓した農地を鑑賞にきた。
そこで第四皇子の農地は賞賛され、第四皇子夫婦の温かみを感じ心洗われ気分がいいと皇帝から褒美を与えられる。若曦は夫婦の仲睦まじい様子を見て、嫉妬も感じていた。
第四皇子に恨んでいないのかと問われた若曦は、第十三皇子のためにも私と結婚するべきではないと言う。それを聞いた第四皇子は、君はやはり私の理解者だと伝える。