皇帝と第十三皇子、若曦は十年ぶりに共に食事を囲む。しかし、第十三皇子は緊張の面持ちで恐縮しており、気まずい雰囲気であった。
若曦は待医からの診察を受けていた。若曦は長年の心配事に加えて浣衣局での手足の冷えなどの疲労から病状はぶり返していた。
心落ち着かせて養生しても、十年の命と診断される。それを聞いた皇帝は若曦にさせた苦労をおもい、若曦を抱き寄せる。
第十三皇子は緑蕪と一緒にいた。身分は望まぬという緑蕪だが、第十三皇子は側室として迎えるつもりだから待っていてくれと言う。
皇帝と若曦も二人で穏やかに過ごしていた。
徳妃は先帝の側にいた李徳全を探し出し、真実はどうだったのかと問いただしていた。李徳全が話そうとしたその時、皇帝が駆け込んで来る。
李徳全はその後宮中で毒酒を飲まされ殺害された。
若曦が玉檀を宮中に留めて若曦の側にいさせてほしいと皇帝に頼んだことで、玉蘭は女官として宮中に残れることになった。
ある晩、ある女官が罰を受けていた。そしてそれを見せしめのために、他の太監や女官に見せていた。
玉檀は自分もあのような目に合うのではないかと震えていると、若曦は私がいる限りあなたを守ると約束する。
第十四皇子が京に帰ってきた。ほかの皇子たちが見守る中、先帝の棺の前で頭を下げる。
そして、第四皇子の皇帝への即位を完全に無視し、皇帝から爵位をはく奪される。
その頃、緑蕪が忽然と姿を消した。身分が低かったことから側室に子供にもあなたのような肩身の狭い思いをさせたくないのであれば子供を手放せと言われる。
自分の存在が第十三皇子や娘の承歓の足かせになると思った緑蕪は、一人川べりに立っていた。