皇帝にあなたが最も憎むべき人は私なのよという若曦。もし当時第八皇子に第四皇子を警戒するよう伝えなければ、その後のことは起こっていなかったと若曦は涙ながらに訴え、それを聞いていた皇帝も涙を流す。怒りに満ちた皇帝は若曦たちを追い払う。
若曦はもうここにはいられないと感じる。朦朧としていた意識が戻った若曦は、第十四皇子へ受け入れますと伝えてほしいと第十三皇子と頼む。
これを聞いた第十四皇子は、先帝からの勅命である若曦との婚姻の聖旨を持って宮廷に現れる。皇帝はこれを見て青ざめるが、先帝の聖旨があっては皇帝である第四皇子も無視することはできなかった。聖旨は一旦保留され、皇帝の命令を待つことになった。
若曦が宮中を離れることを知った皇后は、若曦を訪ねて来る。そして、若曦と皇帝が一緒になるまでにどれほど苦労を乗り越えてきたか、今一緒にいれる時間を大切にして添い遂げてはどうかと諭すが、若曦の決意は固かった。
待医が若曦を診察すると、養生してもあと三、四年の命であろうという。
第八皇子は、皇帝から若曦を解放するために、皇帝にわざと当時若曦と思い合っていた頃の二人の思い出を話して聞かせて挑発する。
皇帝はこれを聞き激怒し、怒りに震えた。
そして、皇帝は若曦に元を久しぶりに訪れる。皇帝は若曦がなぜ第八皇子の事に固執するのかわかった、奴と心一つにあったのだなと言い、二人で涙を流した。皇帝が声をあげて泣く姿に若曦は皇帝の涙をぬぐおうとするが、私に触るなと声を荒げる。若曦を失うことが怖かったが、今は何も怖くないと言い立ち去った。
遂に皇帝は先帝の勅命を受け入れるとし、若曦が第十四皇子に嫁ぐことを許した。
紫禁城を離れる日、若曦が乗った馬車を皇帝はひっそりと涙を流しながら見守る。
第八皇子が若曦に別れを告げにやってきて、身体を大事にするように、離れる以上この紫禁城のことは断ち切るのだと言う。
そして、第十三皇子と承歓と別れを惜しみながらも、紫禁城を後にする。