明玉は偶然入ったレストランのオーナーシェフ石天冬に出会う。
石天冬は丁寧な仕事で料理を仕上げ、店は伝統的な中国式建物で、気持ちの良いソファーで明玉は眠ってしまいます。
蘇大強はアメリカ行きのビザが下りるまで明成の家に住んでいますが、共働きしている明成夫婦とは何にしてもかみ合いません。
食事はいつもデリバリーで蘇大強の口に合いません。
父のトイレやタオルの使い方も若夫婦を悩ませます。
お粥を作ろうと思った蘇大強はコンロの火をつけたまま外出してしまったこともありました。
そして、蘇大強はお風呂がキライなのです。何日もお風呂に入らず、嫌な臭いを放っています。
若夫婦に蘇大強は嫌われてしまいます。
アメリカでは、父をアメリカに引き取りたいという明哲に、妻の呉非は父は耳の病気があるはずだという。呉非の産後世話をしてほしいと明哲の両親に頼んだ時、父の耳の病気を理由に断られ、呉非の母が早期退職して世話に来ていたのです。それが、父の病気が嘘だと知って呉非は怒ります。
しかも、明哲は仕事をリストラされてしまいます。呉非が心配していた通りになってしまい、呉非のイライラもMAXです。
中国人は産後1カ月は「月子yue zi」という身体を休める期間を取ります。この1カ月の期間はほぼ寝たきりな人が多いと聞きます。お風呂やシャワーもダメ、歯磨きもダメ、目を使うこともダメ、食べてはいけないものもたくさんあります。
そのルールはゆるくなったりしているものの、基本的に今もみな月子を過ごします。一般的には夫の母親や自分の母親がお世話をすることが多いですが、その専門の施設もありますし、(めっちゃ高額ですけど)、専門のお手伝いさんを雇うことはよくあります。ちなみにこの月子のお手伝いさんをするには、その資格があるらしく、普通のお手伝いさんより高給で雇われるらしいです。
月子を過ごすことを「坐月子 zuo yue zi」と言います。
明哲の妻の呉非の産後の話をするときに、この言葉が使われていますので、注目してみてください。