明玉は老蒙の妻の親戚の不正を追及するふりをして、老蒙と妻の仲を修復させることに成功します。明玉が悪役を演じることで、会社と蒙家は危機を無事に乗り越えることができたのです。
その頃、蘇大強はサウナで高血圧で倒れてしまい病院に運ばれてしまいます。
病院で集まった明成と朱麗、明玉はどうして蘇大強はサウナにいたのかと互いに責めあいます。
明成は蘇大強が明玉の家にいたと思っていますし、明玉は明成の家にいたと思っています。
そこへ石天冬が現れ、自分が嘘をついたと当時の状況を説明しだしますが、明玉は全く聞く耳を持ちません。更に、石天冬が蘇家のことに首をつっこむことを責めます。遂には、私たちは何の関係もないとまで言い出し、二人は別れてしまいます。
蘇大強はひとまず明成の家に帰り、朱麗も家に戻ってきます。
そして、明哲がようやく蘇州に帰ってきて蘇大強の家の手付金を払おうとしますが、気に入った部屋は既に売られてしまっていました。
明成は、投資のための金策に走り回りまわりますが、どこからも断られてしまいます。
明玉が老蒙にいうセリフに
「我知道家对一个人来说非常重要」
ーーー家っていうのが人にとってすごく大切なものだってことわかってます。
というのがあります。
このセリフは中国人の家に対する価値観がよく表れている言葉ですが、このセリフを明玉が言っているところが深いですよね。
多分、明玉は家から離れたくて、逃れたくて、捨ててしまいたかったと思います。でも、それでも捨てられなかった。そんな思いが込められているように感じました。