明哲は明成と明玉の仲がここまでこじれていることについて、このままじゃいけないと父に状況を問いただす。
明玉は高校卒業後、母が用意した師範学校に通っていたが学校の宿舎に住み長期休暇も一度も家に帰ってきませんでした。ある日、明成が婚約し明成に家を買うためにまた実家の部屋を売ったと聞き、明玉は初めて実家に帰り母に怒りをぶちまけます。
明玉は私の事を家族だと思っているの?と母に聞きますが、女の子が男の子である兄たちと比べられないと言い返えされまあす。そして、かばってもくれない父に対してもこれまでの不満をぶちまけると、母からそんなに嫌なら出て行きなさいと言われます。
明玉は本当にそれ以降家からのお金は一切受け取らず、一度も家に帰ってくることはありませんでした。
明玉は学校に通いながら、アルバイトをして過ごしていました。
その時のアルバイトの最中、衆誠グループの蒙社長に出会います。
蒙社長から、自分が何のために働くのか、稼ぎ方や時間の使い方をよく考えなさいと諭され、明玉は衆誠グループで働かせてほしいと頼みます。
明哲はアメリカに帰国する準備をしていました。
父の蘇大強は、自分の預金が明成に今後狙われるのではと心配して、明哲に相談していました。その時、明成がドアを開けたので、蘇大強は慌てて隠します。
その様子を見た明成は自分が取るとでも思っているのかと、また不機嫌になります。
明玉がどれほど努力して自分一人の力で人生を切り開いてきたか、よくわかる回です。
明玉は学校の宿舎に住みながらアルバイトをしていますが、中国の大学生は基本的に宿舎に住みます。そして、学生時代にアルバイトする人は少ないです。というのも、中国の大学生はとても忙しく、早朝から遅くまで勉強するからです。
ちなみにアルバイトは「打工da gong」と言います。
これは、アルバイトという意味も含んでいますが、従業員という意味合いも含んでいて、明玉がドラマの中で社長になった今も自分は「打工」している身分だからと言っていますが、これは日本語の雇われ社長という立場で、オーナーのために働いてる身分だというニュアンスです。
私はずっと「打工」=アルバイトと思っていましたが、ドラマを見ると違うニュアンスで使われているので、そういうところも気にしてみてみるといいとおもいます。