第32話
目を覚ました若曦のもとに皇帝が来る。若曦はこどもが亡くなってしまったことを皇帝に謝るが、皇帝は若曦の身体が一番大事だと伝える。
そして、若曦はこのことで誰にも罪を与えないでと言う。元気になったら二人で外を散歩しようと約束し、二人は抱き合って涙を流した。
暖かい日差しが差すある日、皇帝と若曦は外で花を愛でていた。
若曦を失うのが怖い皇帝は若曦をすぐに妃にするというが、若曦は子供がいなくなってしまった今その必要はないと言う。そして、自分はこの世界の人間ではなく、張曉であり、いつかここからいなくなってしまうかもしれない、あなたを失うのが私も怖いと言う。
第八皇子は明慧との離縁を受け入れてなかったが、勅命に背いては息子の弘旺も罰を与えられ一族皆殺しになってしまうと訴える明慧に説得され、涙ながらに離縁状に判を押す。
皇帝が第八皇子と明慧を離縁させようとしていることを知った若曦は第八皇子をもとを訪れるが、既に明慧が屋敷を去ったことを知る。
若曦は明慧がいらぬ事を考えているのではないかと思い、急いで明慧を探すが、時既に遅し明慧は火を放ち、自害してしまう。
火の海を前にして、第八皇子はこれまで明慧が尽くしてくれたこと、そして明慧を大事にしてこなかった自分を責めて泣き叫ぶ。
そして、明慧が若曦に何をしたというのか、これで満足かと若曦を責める。
第十三皇子はこれを聞き、明慧が何もしてないと思っているのか、明慧の一言で若曦は子を失い、一生子供が持てない身体になったのだと叫ぶ。
皇宮に戻った若曦と十三皇子を皇帝が待っていた。
第十皇子が帰京する勅命に従わないことに立腹した皇帝は第十皇子の爵位をはく奪し、監禁する命令が出す。このことで明玉が若曦に第十皇子を助けてほしいと嘆願する。若曦は明玉にきっと助けると約束する。
宮廷では第十三皇子が第十皇子の件で皇帝と話していた。
小さいころから仲のよかった第十皇子がひどい目にあっては、若曦がまた黙ってはいないだろう、若曦のためにも見逃してくれるよう皇帝に頼んでいたが、皇帝はだからこそだと一蹴する。
そこに若曦が酒を持って現れる。そして、当時の事を話し始める。自分が第八皇子に第四皇子やその他家臣に気を付けるようにと警告したのだ。だから第八皇子は第四皇子を警戒し陥れようとした、そのせいで第十三皇子も監禁されてしまった。全ては自分が発端なのだと話す。
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