明玉は既に明成を起訴しています。
朱麗は、このまま明成が牢に入れられてしまうのをみすみす見ていることはできないと、明哲に電話して仲裁に入ってくれるように頼みます。
明哲が呉非に相談すると、呉非は明哲に帰ってきてこの泥沼の中に入るのは絶対にダメだと言います。そして、呉非が蘇大強を説得することになりましたが、蘇大強は相変わらず暖簾に腕押しの様子です。
今度は朱麗が蘇大強を説得します。そして、明玉に明成の起訴を取り下げてくれるよう頼まないなら、今後親子の縁を切るといいます。蘇大強はしたかなく重い腰を上げ明玉の病院へ向かいます。
明玉の病室を訪れた蘇大強は、明玉の傷を心配し、明玉は心動かされそうになります。しかし、最後は明成のことを許してやってくれと言われ、明玉は激怒します。
明玉は、兄に殴られひどい怪我を負った今でさえ、自分の事を大事にされていないことに心底落胆します。そして、自分が両親の本当の子供じゃないのではないかとDNA検査をしたことがあることを打ち明けます。結果は両親の本当の子だったことが今でも信じられない、なぜ自分だけ虐げられるのかと泣き崩れます。
そして、蘇大強が明玉に会いに来たのは、明玉のためでも、明成のためでもなく、自分が明成の家に住めなくなったら困るから、蘇大強自分自身のために来ただけだとつぶやきます。
明玉の部屋を出た蘇大強は朱麗にどうだったのかと聞かれ、やはり明玉は自分のいう事など聞く耳を持っていない、自分にはどうしようもないと言います。
中国の病院事情の今日は入院について書いてみます。
中国の病院では入院中は家族や親せき友達など誰かが昼も夜も24時間付き添います。
もし付き添える人がいない場合は、看護してくれる人「护工 hu gong」を雇って付き添ってもらいます。
日本では24時間看護で、昼も夜も看護師さんがお世話をしてくれますが、中国では看護師さんはお世話はしてくれないんですね。
そして、何をするにも先払い制です。まずデポジットとしてまとまったお金を払わないと治療もしてもらえませんし、薬ももらえません。これは、救急車もそうです。
日本は国民皆保険ですが、中国では日本のような健康保険はないため、治療費などを支払えない人が多いからですが、命もお金がないと救えないという厳しい現実です。
世界から見ると、日本が恵まれているだけとも言えます。
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