蘇大強の新しい部屋には新しい家具が運び込まれ、生活できるようにほぼ整った。
明哲は上海に戻る前に家族で食事をしようと皆を誘う。
しかし、蘇大強は明玉が来るなら行かないと頑なだ。
蘇大強が不在の食事の場で、明哲は蘇州を離れる前に弟と妹に父のことを頼む。明玉には蘇大強のお手伝いさん探しを頼み、明成にはせめて一週間に一度は父の顔を見に行くようにと頼む。
明玉は同意し、仕事があるからと食事に手をてけることもなく帰って行く。
そして、明哲は蘇大強から聞いた話を明成に聞かせる。
母が明玉を嫌っていたこと。それは、明玉がおなかにいたせいで、母が家族を捨てて新しい男の人との生活を始めることができなかったこと。国策により3人目が生まれたことにより、蘇一家が罰を受け貧しい暮らしになってしまったこと。その恨みつらみを全て母は明玉にぶつけていたこと。
明玉は小さいころから虐げられてきたのだから、明玉にも優しくしてやれと明成に言って聞かせる。
明玉はお手伝いさんを探すが、蘇大強は難癖をつけ次々とお手伝いさんを首にしてしまう。3人目のお手伝いさんも辞めさせられ、明玉はもうこの件には関わらないと蘇大強に伝える。
老蒙が明玉を食事に誘う。
そこで老蒙は息子小蒙に手を焼いていることを愚痴ります。そして、明玉に小蒙の面倒をみてくれないかと頼むと、明玉は快く引き受ける。
そのレストランでスープに口をつけると、よく知っている味だった。それは石天冬の味だった。
明玉が帰ろうとすると、石天冬の姿があった。二人は久しぶりの再会に喜ぶ。
中国で一人っ子政策が行われていたのは、皆さんご存じだと思います。
一人っ子政策は1979年から始まっています。2022年の現在だと43歳の歳です。
2014年に一人っ子政策自体は終了します。2022年の現在だと8歳ですね。
その間、35年間ほとんどが一人っ子です。長いですよね~
一人っ子のことを中国語で、「独生子女 du sheng zi nv」といいます。
明玉は1979年直後に生まれたってことですかね。
多く生んでしまった場合の罰則はこんな感じです。
・超過出産費の徴収、夫婦双方の賃金カット
・本来無料である学費や保育費の徴収
・医療費と出産入院費の自己負担
・昇給や昇進の停止
かなり経済的に負担が大きい罰則ですよね。
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