第6話
新年のお祝いで街中がにぎわい、若曦と巧慧も街に出ているところに、第十三皇子と緑蕪に出会う。
皆で飲みに行こうとある店に入ると、第十四皇子も連れを伴って入ってくる。
第十四皇子は若曦が緑蕪のような妓女と一緒にいることをよく思わず、
急いで若曦を第八皇子の元に連れて帰り責め立てる。
第八皇子はこの時、若蘭と初めて出会った頃の話を話し始め、若蘭と結婚できるとわかったときはどれほど嬉しかったかを若曦に伝える。
しかし、結婚後は人が変わってしまい同じ人物だとは思えないこと。
若曦に送った腕輪は若蘭に送るために街中を探して見つけたものであることを伝えると、
話を聞いた若曦はこの腕輪は姉のものだと返そうとするが、
第八皇子は自分の好きな人に贈りたいのだから永遠に外さないでくれと伝える。
一方で明慧は若曦が妃に選ばれれば、自分の身分が危険にさらされると心配し、画策する。
そして、若曦が皇宮入りする日がやってくる。
若曦は皇子たちの計らいのおかげで妃選びからは逃れることができるが、
二人の妃が若曦を引き取りたいと申し出たせいで、皇帝の側でお茶を献じる女官に命じられた。
一旦、女官に命じられると数年は宮廷から出ることはできない。
若曦は宮廷に入ってからは、慎重な行動で言葉を慎み、更に現代の知識も使い、徐々に皇帝の信頼を得る。
皇帝の側で仕える李徳全からも認められ、若曦の下に二人の女官玉檀と芸香をつけてもらう。
第四皇子が次の皇帝であることを知っている若曦は、第四皇子には格別の注意を払っており、
第十三皇子を通じて、第四皇子の好みを聞き出してもらう。
ある日、朝廷に皇太子の不正を訴える上奏文が届く。
皇帝が皇子たちに上奏文について意見を聞くと、第十皇子はいつものように考えもなしに第四皇子に対して敵対した言い方をする。これ以上話せば未来の皇帝である第四皇子に恨みを買ってしまうと思った若曦は第十皇子を助けようと思い、わざと第十皇子にお茶をこぼし、話を遮らせる。
しかし、このことがほかの皇子たちには第四皇子を助けるためにしたことだと勘違いされてしまう。
また、第八皇子は明慧が自分の保身のために画策したせいで、若曦が宮中から出られなくなったことを怒っており、明慧に会おうともせず、明慧が訪ねてきても、もう会いに来るなと責めて追い払った。
宮中で第四皇子に会った若曦は、聞きたいことがあれば十三皇子を介さず直接聞けと言われる。
貴重な機会だとおもった若曦は第四皇子に好みや嫌いなものを聞き出す。
コメント