第2話
第四皇子は若曦のためにこっそりと怪我の薬を買ってあげる。そして、若曦に死にたいなどと思うなと戒める。この言葉を聞き、若曦はこの時代でやっていこうと覚悟を決める。
若曦は自分を奮い立させ、姉にきた父親からの手紙を読んであげようとするが読めない字が多く、逆に姉たちに笑われてしまう。文字を知らないと気づいた若曦は改めて勉強を始める。
第十皇子に馬に乗りに行こうと誘われ一緒について行くが、馬には全く乗れない若曦。
本当に馬爾泰家の娘なのかと疑わるのではないかと心配するが、そんな若曦に第八皇子は選りすぐりの馬を選んであげる。
第八皇子の未来の運命がうまくいかないことを知っている若曦だが、颯爽と騎乗する第八皇子の姿は若曦にもかっこよく映った。
第十皇子の誕生日が近づき、お祝いの祝宴の準備を第八皇子は、若蘭に取り仕切らせた。
屋敷の中で若蘭は人気がなく、身分が下の者ですら馬鹿にされていると知った若曦は、この宴はいいチャンスと考え、若蘭の威信のために、姉を手伝う。
ある日、屋敷内でウサギを見つけた若曦は皇子たちにウサギを捕まえてもらう。
そこへ正室の妹である明玉がやってきて、ウサギを奪おうとし、若曦を罵る。
言い返そうとする若曦であるが、姉の若蘭のことを思い出し言葉を飲み込む。
しかし、なんとかやり返したい若曦は第十皇子に獰猛な犬を連れださせ、明玉を懲らしめる。
この二人の女性の争いに巻き込まれた第十皇子は顔中あざだらけになる。
第十皇子の誕生日、若曦は特別おしゃれをし、明玉の前で皇子たちに褒められる。
また、若蘭の準備した誕生日の祝宴は皇子たちから大変好評で、不快になった明慧は自室へ戻る。
若くて活気ある皇子達を目の前にし、若曦は彼らの悲しい運命を想像せずにはいられないのであった。
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