第8話
次の日の夜も乗馬を教えにやってきたのはまた第四皇子であった。
将来の皇帝ということで、特別気を遣っていたことが、若曦が自分に好意をもっていると曲解した第四皇子は、若曦に口づけする。
若曦は腹を立てるが、第十三皇子さえも若曦が第四皇子に気があると誤解していることを知る。
若曦は自分の行動が皆に誤解を与えていたことがわかり自分を責めるが、第八皇子から受け取った腕輪を見て何事も慎重にと言われたことを思い出す。
その頃、宮廷では留守役の第八皇子が宮中で難しいかじ取りを迫られていた。そんな中、第十八皇子の体調が悪くなり、危篤状態となり、このことを皇帝に知らせるか問題になる。
宮中の事で皇帝を煩わせるべきではないという意見も多いなか、
第八皇子は、これは皇帝と皇子の問題ではなく父子の問題なのだと言って、遠征先の皇帝に知らせを送る。
皆が第十八皇子を心配するなか、皇太子は日増しに傲慢になる。
第十八皇子が亡くなった後も、皇太子の身勝手はおさまることがなく、ついに皇帝より皇太子の座を廃される。
そして興奮し頭に血が上った皇帝は倒れる。
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